森友嵐士 墨象の世界 心の奥から湧き出る声 文字ではなく 絵でもない 墨と筆が奏でる魂の象カタチ 森友嵐士墨象 複製版画 森友嵐士の力強い墨象を、ジクレーという最新技術を駆使した版画で再現しました。 ジクレーとは、肉筆画の画像データを取り込み、そのデータを元にキャンバスあるいは紙に特殊インクを吹き付けて再現させる技法。 絆 Lサイズ Mサイズ Sサイズ 祈 Lサイズ Mサイズ Sサイズ 金龍 Mサイズ Sサイズ 蒼龍 Mサイズ Sサイズ 飛龍 Mサイズ 臥龍 Mサイズ 昇龍 Mサイズ 森友嵐士の作品は、黒い紙に赤、蒼、金の墨で描かれています。 「森友嵐士の墨象版画」は一見、原画同様の黒い用紙に、ジクレー版画の高度で緻密な模写を施し、赤や蒼や金のインクを吹き付けて制作されたように見えますが、実はちょっとした工夫の上に制作されました。 版画制作に用いられている一般的なインクというのは、白い紙やキャンバスの上で発色することを前提として作られているので、黒い紙などの特殊紙では原画に近い色を出すことが非常に困難になります。 そこで今回、森友嵐士の版画作品をを制作する上で、最も注意しなければならない箇所に、黒の用紙に色づく色墨の絶妙な色彩感・タッチをどう模写するかで、版画作品としてのポテンシャルも問われると言えることです。 原画の用紙に用いられている背景の黒を版画では、※白いキャンバスに背景の黒と墨象部分の赤や蒼や金を同様に、インクで描写をすることで色づけて制作されました。 [※色についてですが、通常私たちが当たり前のように見ている色と言うのは、光の加減で全く違ったものに変わります。版画を作る際には、原画を平均的な室内の明るさで見るということを想定した上で色の調整を行っています。] 森友嵐士の墨象は、筆のかすれた部分など、背景部分を細かく表現しなければいけない箇所がいくつもあり、これを再現するのは非常に高い技術が必要となります。 黒い地に描かれたような仕上がりは、版画制作のプロフェッショナルとして、様々な作品を世に送り出してきたガレリア・プロバならではの仕上がりと言えるものであります。 また通常の版画では、表面に仕上剤としてニスを塗ります。これは版画表面を保護しながら、光沢感を与える役割を果たします。 森友嵐士の墨象版画に関しては、和紙のようなマットな質感を出すために、ニスはあえて塗らずに仕上げてあります。 森友嵐士の墨象版画は、原画の描写と大きく違う箇所があります。 作家である森友嵐士のアイディアにより、版画作品にはラメを使った装飾が施されました。 ラメで表現する箇所には、作品自体に糊を直接塗りつけ、版画職人の手によってその上から筆やエアブラシ、ピンセットを使ってラメを置いていくという、緻密で時間と手間がかかる作業を経て、一枚一枚丁寧に仕上げられました。 作品のポイント要所要所に散らばるラメが、「森友嵐士 墨象版画の世界」という新たな表現を得た作品に成ったと言っていいかもしれません。 森友嵐士の渾身の作品群「墨象版画の世界」を所有する喜び、価値高い作品として非常に満足して頂ける一品と言える仕上がりです。